アルジェのふるさと・世界遺産・「カスバ」の家屋上から見下ろすアルジェ港

首都アルジェ・エルジェザイール アルジェリアの風景 Alger, Algerie 1983-86

「カスバ」(Casbah,Kasbah)はアルジェ(正式名:エル・ジェザイール)のもっと古い地区で「城塞都市」である 他のイスラム都市では「メディナ」に相当する
この国は1830年以来、フランスの植民地となったが、第二次大戦後から1962年に独立するまで、この一帯がパルチザンによる独立の戦いの「隠れ家」となった
往年の仏映画「ペペ・ル・モコ(望郷)」やヴェニス映画祭金獅子賞の名作「アルジェの戦い」はここが舞台である

--世界遺産--
World Heritage



「雑然」という言葉で表せるカスバの古い路地裏、まるで迷路である(アルジェ)
「植民地時代」、警察国家の宗主国フランスでさえ、この地区だけは制圧できず、いわば「治外法権」になっていた





よく整備されたカスバの家の内部 中庭式になっていてテラスがそれを取り囲んでいる 装飾陶板がきれいである(アルジェ)
Musee National des Arts des Traditions Populaires
民衆芸術博物館(カスバ・リンク)




アルジェ港から見た夕暮れの中心街とホテル・オラッシー・右上(アルジェ)




新興住宅地側から見たアルジェ市旧市内、アルジェ港・中央、カスバ・港左上の丘陵部、地中海・右(アルジェ)




「独立記念塔」 今も火が燃え兵士が警護する 独立の戦いで死んだ戦闘員、民間人を祀る(アルジェ)




カスバの真下にあるサフィール・モスク 一時キリスト教会に改造されたり長い歴史を見てきた(アルジェ)




アルジェ港の前にある規模の大きいグラン・モスク(アルジェ)




殉教者広場にある個性的な「漁場モスク」(アルジェ)




夕暮れの目抜き通り、ディドゥーシュ・ムーラッド 外国の航空会社もオフィスを構える ここも独立運動「アルジェの戦い」の舞台だった(アルジェ)




地中海の向こう、フランスに向かって丘に立つノートルダム・ダフリーク教会 いわば仏植民地支配のシンボルでもあった(アルジェ郊外)




同ノートルダム・ダフリーク教会(アルジェ郊外)




ノートルダム・ダフリーク教会は「海の守護者」らしく壁面に錨が掛けてある(上中央) 写真下は有名な「黒いマリア」(アルジェ郊外)




「シロッコ"The Sirocco"」(フランス語「シロック」)・・地中海を越えて風で飛んできたサハラの砂が空を覆う
辺りは夕方のように薄暗くなり空気が重い 太陽はあたかも満月の様になる(アルジェ)





クーバ区からみるアルジェの夜景(中央の丘がカスバ)



   
(C)1983-1986, 2006 All Rights Reserved by Kenji Kakehi
お断り:これらの写真はスライド(KODAKCROME, AGFACROME)をスキャンして再生した物です
Cameras: Canon analogue & Nikon analogue camera, Transferred from analogue film to digital data