<ウズベキスタンの沙漠の中の湖>
(クイズイルクム沙漠とアイダルクリ湖と思しき風景)


 中央アジアにあるウズベキスタンは国土の大半がステップ(乾燥草原)と沙漠に占められている 高度を落としてきた機窓からは褐色の世界が広がって見える しかし地上は風のためか視界はやや不鮮明である すでに通り過ぎたアラル海はかなり前に遠目に見ていたが、その青さも素晴らしかった
 
 上空は紺碧、下方はオレンジがかった沙漠、水がありそうなところだけが緑色・・こういう景色を見ながら、首都タシュケント(写真外右方)に近づくと緑が増え、直線の道路と中央アジア一といわれる町並みが視野に入ってくる
 
 そのむかし、この辺りをチンギス・ハーンの騎馬軍団が疾風怒濤のように走り抜けたであろう、また古代より東西交易で栄えた「草原のシルク・ロード」の一部であった事実を考えると、歴史好きのオーナーは無性にロマンを感じてしまう さらにむかし仕事で北アフリカのサハラの国・アルジェリアにいたことが原因で、「イスラム教と沙漠気候の国」にはなぜか親近感がある

 ただこの回はウズベスタン機をつかって関空-タシュケント-イスタンブール間を移動しただけなので、たいへん美しいといわれる町並みやイスラム寺院や栄枯盛衰の国々の遺跡も見ることは出来なかった しかしいずれにしても、私にとってはアマゾンのジャングルの密林より乾燥気候の沙漠やオアシスの方がインパクトが強いのである

Airview of the Uzbekistan desert and lakes
旅のイマージュ    
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