もーイヤ!こんなドライヴ!: カナダ・ドライヴ報告

By "Yokosan"

こんにちは。今回のカナダ旅行ではいろいろお役立ち情報をありがとう。それでは少々時間がたちましたが、我々の大わらわ旅行の顛末をご報告いたします。

                

1.レンタカー激パンク事件!

旅も終わりに近づき、いよいよカナディアンロッキー、楽しみにしていました。カルガリー空港からレンタカーを借りました。借りたかったのはなるべく小さい車でしたが、予約の段階で次に小さい車になり、なぜか借りるときにはそれもなく、同じ料金でいいからと三列シートの、天井からDVDが降りてくるような4.3Lの新車のフォードバンでした「モア、リラックス」なんてにこにこしながら貸してくれました。

ウチのダンナは上機嫌で「レンタカーにして良かった、いくらでも見て回れるよ」とルンルンでした。翌日バンフを発ってレイクルィーズを過ぎたところ、左ハンドルの右側走行のタガがゆるんだ頃、橋げたにかなり大きいコンクリート敷石が出ていたようです。ガクンとなって降りてみると、右前タイヤのサイドがぱくんと大きく破れていました。これがトラブルの始まり。道具の置き場所もタイヤの在処も日本車とは違いあわてましたが、カナダ留学中の娘がレンタカー会社と連絡を取りながら、それでも40分くらいで、タイヤ交換完了。ただ見てただけの私の拍手めでたしめでたし。・・・・の予定でした。

2.馬がコケる!        

同じ日、その車でアイスフィールド・パークウェイを100K以上走ってロッキーを堪能した我々は、前日予約しておいた馬でボー川沿いをゆくアクティビティの最終コースに参加しました。全く経験のない客にも、よく訓練されていて,手綱一つで安全に乗馬が楽しめると聞いていました。
ところが、程なく娘を乗せた馬が躓いたのか、突然転倒したのです。娘は落馬したのではなく、馬ごとこけたのです。こんなことは滅多にないとのことでした。滅多にあっては困ります。そういえば「何があっても責任は自分です」のサインをさせられたっけ。私は目の前での娘の災難をタダタダ、ぼ〜っと見ていました。だって自分では馬から降りられないもの・・・・・・。幸い、若い彼女は血も出ないくらいの擦り傷と、服に草の汁がついた被害ですみました。5m先は浅いけど川だったのよ!私ならどこでも骨折ってる!その日は車に乗ればパンクする、馬に乗ればこける、でもロッキーが快晴でほんとにほんとに素晴らしかったのて、「マ、イイカ」と笑ってました。

3.車がぶっ壊れる!     

娘はその間も会社と何度も連絡し、「同じサイズのタイヤと交換してもらい、後でお金は払う」とのことで、会社の言うフォードのディーラーをバンフで探したのですが、結局バンフにはなく、隣のキャンモアという小さな町にあるようでした。エクストラタイヤはかなりボロで、バックをするとスリップしてかなりおかしな状態で、心細くなってきました。会社も「それでハイウェーを走るのはおすすめできない」というので、カルガリー発は15:00でしたが、130kくらいあるので、朝からキャンモアを目指しました。

 ところがその日は日曜日。日曜は絶対会社は働かないのです。もうゆっくりとこのまま帰るしかないと、がっかりしてフォードの店前をUターンした時、「ゴキン、ゴキゴキ」という音と共に停まり、見るとなんと車軸の一本ポッキリ折れているではありませんか!!これで新車か?!もうどうしていいか分からず、車から降りて交通整理しているときの気持ちは、「こんなところで・・・、もう飛行機には間に合わない・・・・・どうなるの・・・最悪。」焦りました・・・・。ところが驚いたことに、あの、「おっとり甘えん坊」だけだと思っていた我が娘が、「どうにかなるよ、どうにかなるよ。」といってどんどんレンタカー会社と交渉して、気づいたら、警察が来て、レッカー車が来て、タクシーを呼んで、近くのホテルのロビーで待ってたら、会社からのお迎えが来て、カルガリー空港から飛行機に乗れていました。

「始末書でも書くかな」と思って迎えの人に聞いたら、「そのまま飛行機に乗ればいい、後でメールがいくよ」とのことでしたが、今までもって連絡なし。ガソリンも使いっぱなしなんですけど。娘は「<適当カナダ>って言うのよ」と言っていますが・・・終わってみれば、やっぱりどうにかなったのです。

4.おわりに         

その他まとめて・・。ナイアガラもすごかったし、ナイアガラ・オンザレイクもきれいでした。トロントも、彼女が住んでるバンクーバーも、花咲くビクトリアもすてきでした。以上で報告終わりです。


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