大和国・吉野山上千本
世界遺産でもある仏教・修験道の聖地・吉野山 山全体が桜というのも例がない 義経も静御前も登場し、後醍醐天皇の御所もあった歴史の舞台 (2013卯月)

春


山城国・西国三十三カ所・善峯寺
境内の桜と紫陽花の谷 当寺は徳川綱吉生母桂昌院が寄進した寺堂がならぶ名刹 京の西側から市内が一望できる (2017卯月)




山城国・平安神宮・南神苑
明治時代に作られた旧平安京大内裏の一部復元 桜は八重紅枝垂れ桜 (2017卯月)





備前国・和気町藤公園
和気清麻呂の出身地・和気町の「藤祭り」は岡山県南部ではよく知られる (2007卯月)




備前国・吉備津彦神社境内
吉備路の端午の節句は快晴 (2007皐月)




備中国・備中国分寺五重塔
元は聖武天皇が全国に作った国分寺のひとつ 今年も吉備路に早い春がやってきた (2007)




備中国・備中国分寺・(吉備路・菜花・桃花・桜花)
吉備路でも有名な備中国分寺五重塔 四季を通じて飽きない景色である (2006)




信濃国の山葵の花
 4月も下旬のある日、信州・穂高町のワサビ店から宅配便が届きました。発泡スチロールの箱を開けると、氷の下に、何束ものワサビが入っていました。でも、サイトオーナーが特にこれを注文した訳ではないのです。今年の2月、いつもながら信州スキーの帰り道、穂高町の行きつけのワサビ店に寄ると、女将は私の顔を見るなり、「いらっしゃい、お久しぶりです」と言う。私は驚きました。彼女は毎年一度しか来ない客の顔を覚えていたのです。こういう世知辛い世で、これだけですごいことです。話していると、以前のことも覚えている様子、私は嬉しくなりました。そうこうしていると、奥からご主人が出てきました。このご主人も信州人らしく、ふるさとに愛着を持っていました。オーナーは夫婦仲が良く、ふるさとを愛し、ワサビをこよなく愛するお二人の店の商品に間違いはないと思いました。しばしお話をして、ワサビを包んでもらって氷をいただき、「また来年来ます」と言って、中央高速道に乗りました。それから久しくして数日前、突然女将から「ワサビの花が咲いたのでお送りいたしたく・・」とメールが入ったのでした。旅が大好きなオーナーですが、旅先各地の景色にも増して旅先でのこういう出会い・ふれ合いに、次の旅が誘われるのです。
(2005/4/22)




備前国・「サウスヴィレッジ」の菜の花

ここ数年「暖冬」と言われながら、意外と雪が多かったこの冬でしたが、やはり春はやってきました。
「春の題材」はたくさんありますが、江戸も明治も大正も昭和も平成もずっと春を見せてくれたのが、
この「菜の花」です。この花は無臭と思っていましたが、カメラをもって近づくと本当にいい香りがします。
見て良し、嗅いで良し、食べて良し、そして春らしい明るさを告げてくれる花、菜の花ってすてきです。

(2005/3/22、岡山市)



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