フランス絶対王政始祖・フランソワ1世の巨大な城
世界遺産 シャンボール城

Chateau de Chambord, Loire, France 2014 
Around the"Chateau" on foot

シャンボール城は「ロワール渓谷の城」中最大の城だが、元はフランソワ一世の「狩猟小屋」!として作られた





フランソワ一世は合計7週間しか滞在しなかった 開放的なイタリア様式が寒冷な当地には合わなかったため生活が難しかったという





またこの城は見れば分かるように戦闘用の城ではない 城を半分だけ取り囲む濠はあるものの防御はほとんど考えられていない 





この城は正面の本丸の他には取り囲む4本の塔だけのシンプルなもの





この城はフランソワ一世の「見せびらかす城」であり、圧倒的な大きさとシンメトリーの美で歴史に名が残った





城内掲示のスケッチ 城とはいえ宮殿である 戦争時の攻防などは一切関係ないデザインである





そういう非実用的な城のため、後代の王たちは城をほとんど構わなかった





やっとルイ13世の時代に修復が始まった






ルイ14世は本丸を修復し調度品も揃えモリエールなどの有名人も招いたりしたが、1685年にはこの城を放棄した





その後長い経緯があり、1930年フランス政府の資産となったが、戦争のため城の修繕が始まったのは戦後数年してであった





1981年ロワール渓谷最初の「ユネスコ世界遺産」となった また2012年には姫路城とともに「世界の名城25選」になった (以上Wikipediaより要約)





現在、濠には貸しモーターボート、手漕ぎボートが走り子どもたちの歓声が聞こえてくる





外苑の公園にはシンプルな花たちが咲いている それでも色彩の少ないこの城ではアクセントになっている





城と濠は方向、時間、天気などで刻々とその表情を変える





外苑の公園はジョッギング、サイクリング、散歩などをする人たちのステージとなっている






世界のいずこでも「水のある風景」を人々は愛する その内でも城、宮殿、庭園などとは切っても切れない間柄である





Au revoir, Chambord !



シャンボール城公式サイト(日本語)


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