わたしたちが旅行中に会ったなかで気になる歴史上の女性と絵画・彫刻の女性を上げてみました
「青いターバンの少女」(「真珠の耳飾りの少女)
実在ではない女性といわれる ヨハネス・フェルメール
日本の神戸の展覧会で会った時から忘れられずオランダまでまた会いに行き、
美術館のフェルメール室でずいぶん長居をした
オランダ・デン・ハーグ・マウリッツ・ハウス美術館
エジプト女王ネフェルティティ像
実在の人物(ツタンカーメン王の妻アンケセナーメンの母)
この端正なエジプトの像に会いにドイツ・ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿(当時)に行った
大切にガラスケースに入れられ四方向からじっくり見ることができた
実在の人物(仏王ルイ16世妃)(オーストリア女王・マリアテレジア娘)
政略結婚でフランスに嫁に行ったばかりに最期は断頭台の露と消えた不幸な人生
わたしたちはフランスのサンドニのバジリカ大聖堂のルイ16世とアントワネットの墓にも詣でた
オーストリア・ウィーン美術史美術館
ミロのヴィーナス像 アンティオキアのアレクサンドロス (ギリシャ出土)
あまりにも有名な彫刻でただ一度海外に出た日本でもすごい人気であった
現地(パリ)でも「モナ・リザ」と並び人気が高くじっと食い入るように見る人が多かった
フランス・パリ・ルーブル美術館
「無原罪の御宿り」 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
オーナーが最も好きなマリアさま像 家族にクリスチャンがいたため、
我が家にもこの絵のコピーが子供の頃からあった
30年以上前にプラド美術館を訪れた時、その本物を見て感動した
スペイン・マドリッド・プラド美術館
「聖家族」 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
やはりこれも大好きなムリーリョで子どもにもマリアにも優しい目線で描いている
イエスの寝顔などルネッサンス以前の宗教画のイエスと違ってほのぼのする絵である
ロシア・サンクトペテルブルク・エルミタージュ美術館
悲劇のオーストリア皇后・ハンガリー王妃 エリザベート
フランツ・ヨゼフ一世皇后 (愛称シシー)
ドイツの名門ヴィッテルスバッハ家の令嬢は自由に育ったが、オーストリア王家に嫁いでからは
姑のゾフィーの厳しさとと嫌がらせで人間嫌いになる反面ハンガリーが大好きになる
旅行中のスイス・レマン湖で無政府主義者に暗殺され、60年の生涯を閉じる
長身でヨーロッパ宮廷一の美貌とスタイルと謳われた
オーストリア・ウィーン・ホーフブルク宮殿
フランス革命指導者・軍人・皇帝 ナポレオン・ボナパルト(一世)妻 ジョゼフィーヌ
フランソア・ジェラール
ナポレオンの最初の妻、恋多き女性で多くの男性との遍歴も知られる有名な女性
それでもナポレオンが惚れて結婚 映画にしても面白いキャラクター 現ヨーロッパ王室の祖先でもある
ロシア・サンクトペテルブルク・エルミタージュ美術館
「白テンを抱く貴婦人」 レオナルド・ダ・ヴィンチ
あの天才画家が描いた女性像は大変少ない これは実在の人物だという
ワルシャワから長々と列車に乗ってクラクフに寄った そしてその美術館に入ってみて驚いた
あるはずの場所にこの絵がない!そこには小さな掲示がしてあった 「今アメリカ合衆国を巡回中です」と!
迂闊にもここまでは調べてなかった 「アー、会いたかったのに~」 そのため、売店で上の絵はがきを買って退散した
ポーランド・クラクフ・チャルトリスキ美術館蔵
聖母子(部分) ラファエロ・サンティ
ラファエロはルネサンス期でわたしが最も好きな画家のひとり
彼は多くのマリアを描いたがどのマリアも美しく優しく気品がある
ロシア・サンクトペテルブルク・エルミタージュ美術館
「ヴィーナス(ウェヌス)の誕生」 サンドロ・ボッティチェッリ
同美術館蔵の「春(プリマヴェーラ)」とともにボッティチェッリの代表作で、フィレンツェ・ルネサンス最盛期の代表作でもある
私たちは学校時代の社会・美術の教科書で何度も目にし馴染んできた 一度みたら忘れられない大作である
ただ実際の展示室は保護のためやや薄暗く、この様に明るい絵ではない
イタリア・フィレンツェ・ウフィツィ美術館
ジャンヌ・ダルク(オルレアンの少女)
フランスの守護神・カトリックの聖人
百年戦争の時に現れた農村出身の娘 一時は英国軍に勝利したが、最後は捕らえられ火刑にされた 享年19
フランスの守護神らしく各地に絵や像が多くある この様に甲冑姿が多いが、あまりこういう姿はしなかったといわれる
フランス・モンサンミッシェル修道院
お市の方
織田信長妹、淺井長政継室、柴田勝家正室
「戦国一の美人」とうたわれまた頭も良かったという ただ嫁ぎ先が運悪く、最後は自害したといわれる
ただ三人の娘たちはそれぞれ有名人の妻、側室になり、子孫を残せたのは良かった
滋賀県・長浜城歴史博物館(複製)
作曲家スメタナの最初の妻カテジーナ
子ども二人が早死しそのうえ愛妻カテジーナが結核になったうえ最後には死亡した
チェコ市内を流れるヴルタヴァ川(ドイツ名モルダウ)脇に住家博物館がある
愛用のピアノや楽譜などが展示される素晴らしいロケーションである
チェコ・プラハ
「哀しみの聖母」 カルロ・ドルチ
清らかなマリア様のはずが何とも色っぽい聖人マリアとなっている
1650年頃、イタリアのフィレンツェで活躍した宗教画家でトスカーナ大公から重用された
東京・上野・国立西洋美術館
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