第十四日目(8/20) ユララ Yulara(NT)滞在 (晴れ) タイアがパンク、ロック再々登山  

 実は、昨夜遅く気がついていたのだが、タイヤが一つパンクしていた。ダートをガンガン走ったせいだろう。車はかなり傾いていたが、夜中なのでそのまま寝た。寝返りを打つと、体が隅へ転がった。朝の「お勤め」が済むと、タイアの取り替えにかかったが、車載の工具がお粗末でうまくゆかない。「世界のトヨタ」さん、頼むで!。

 近くの車のオージー(オーストラリアの愛称)のおジイさんが、親切にも向こうから真っ新の工具を貸してくれた。それでも合わず難渋した。工具を返しに行くと、「これは日本製だから、うまくいかないんだろう」と言う。私たちのことを、中国人と思って言ったジョウクだが、実際工具は中国製だった!。あとで、私たちが日本人と知って、盛んに言い訳をしていた。よくあることだが、言えば言うほど、どんどん深みにはまって可笑しかった。

ブツブツ言いながらタイアを替える筆者 
Nasty flat-tyre !
レゾート・タウン/ユララ(手前)
とエアーズロック(向こう)
 
Resort-town Yulara and the Rock

 このレゾート唯一のスタンドに行ってタイア修理を頼むと、ここでは修理できないと言う。場所を聞いて、数kmほど離れた工業団地のガレージに行く。少し回ると、その一角にガラージュはあった。髭のオヤッサンはタイアを調べていたが、私たちの方にやってきて、「いいニュースと悪いニュースがある。どっちを先に聞きたい?」と言う。こういう言い方は、よくアメリカ人がする。「悪いニュースは?」「このタイアはもう終わった」とその場所を指す。なるほど、細い金属が刺さって、穴が広がっている。「ところで、いいニュースは?」「ちょうど同じタイアの在庫がある。」?!思わず妻と顔を見合わせ笑ってしまった。修理不可能だそうで、レンタカーの会社に電話して、会社の負担でタイアを替えることになった。何万円もするタイアなので、「一件落着」でホッとした。
                                          
 この時点になって、残りの日数と距離を計算すると、最初の予定通り(15日間)では、メルボルンに帰れないことが分かって、「2日間延長」の要望を会社に連絡していた。そうして、行程を計算し直したら、もう一日此処にいることができることになった。エアーズ・ロックに三度登れる!。この岩は、なぜかいつも登りたくなる。もしわたしがこの近辺にすんでいたら、「四季のロック」の写真を撮ることだろう。

 早速、またロック(ウルル)に向かう。登り口下に車を停め、登り始める。最も急な部分が終わるあたりで、妻は「ひとりで頂上まで上がってきて。私はここで待つ」といった。足が痛いらしい。妻を置いてまた登り始めると、一人の白人がスタスタと後ろから追いついてきた。何の気なしに話しかけると、英語にフランス語訛りがある。観光に来ていたフランス人だった。その男クリスチャンChristianと話をしながら、頂上まで上がった。フランスのグルメの町、リヨンから来ている人だった。コンピューター技師で、大学でも教えていた−と言った。フランス人のヴァカンス(休暇)は本当に長い。今年のヴァカンスの前半は、中国に行ったという。今回のはキャンプしたり、ロッジに泊まったりする安い3週間のツアーだといった。もし一人参加なら、このツアーも面白そうだ。何より外国人の友達がたくさんできる。


白昼のエアーズ・ロックと野生の花 Ayers Rock with wild flowers
     
 私が前回ここに登ったときも、フランス人ファミリーと一緒になった。本当にドイツ人とフランス人が多い。「私のツアーグループの国籍は、10以上だ。日本人もいるが、英語は喋らない。」と言う。またも聞いてしまった。世界のどこに行っても、「日本人は英語を話さない」とよくいわれた。ウーン!・・、私に言われても・・ねえー。頂上で写真を撮り、下りで妻と合流した。妻はアフリカでフランス語を習っていたので、少しクリスチャンと喋っていた。相当前のことなのに、覚えているものだ。彼の方からオファーがあり、互いのメール・アドレスを交換して別れた。 
 
エアーズ・ロックの頂上で

クリスチャンが撮った写真)
On the top of"the Rock"

(The photo Christian took)
<後日談・・帰国後、クリスチャンからメールが来た。「あなたが頂上で撮ってくれた写真は良く撮れていた。この週末にシャンパーニュにある両親のブドウ畑で、ブドウを摘む予定だ」とあった。直ぐに「添付」をつけて、返事を送った。>



 夕方、オルガ(カタチュタ)に移動して写真を撮った。ここの日没の雰囲気も良い。「ロック」とは個性が異なるが・・。写真のポイントが決まっているので、ここも既に人でいっぱいだった。「縁日」の感じでけっこう賑やかで、さらに国際色豊かであった。陽が沈んで、あたりが暗くなりかけると、アッという間に人はいなくなった。車はどんどんレゾートへ戻ってゆく。

夕陽で赤くなったオルガ Red-coloured Olgas at sunset
 
 今日の運動量は大きかったので、夜は手を抜いてテイク・アウェイ(持ち帰り)にした。フライド・チキンアンドポテト、うんと野菜の入った暖かいスープ、これで二人分 $20(1300円)だった。これらに、冷えたビールはまたグーだった。                        

                               (本日の走行距離 Today's run:only 106km!=Minimum)

参考リンク:ユララの地図 ユララの各種ホテル(日本語) ユララの各種ホテル ノーザンテリトリー総合案内

                                
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