第十五日目(8/21)ユララ Yulara (NT)出発
(晴れ) アボリジニー地区入域許可証取得!
ユララ出発の前に、モールにある観光センターに行き、絵葉書や土産物をどんと買い込む。それから、オパールの有名産地、クーバー・ペディーを目指した。その途中に「偽エアーズ・ロック」といわれるマウント・コンナーを右手に遠望する。よく似ているが、こちらは「一枚岩」ではないらしい。
ユララを出て、真東に242km突っ走ると、ダーウィンとアデレイドを結ぶ国道87号(ステュアート・ハイウエイ)に復帰する。前に一度通ると、様子がだいたい分かっているから安心だが、反比例して感動は薄れるものだ。ただひたすらに走る。
静かになったと思ったら、妻が揺れる車内でまたまた寝ている。出発してから一度もホテルに泊まっていないので、眠りも浅く疲れもたまるのであろうか。
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「偽エアーズ・ロック」Mt.Conner,"Fake Ayers Rock" |
道中寝ていて起きだした妻が急に、「ミンタビー・ オパール鉱山に行ってみよう。」と言いだした。しかし、そこはアボリジナル・ランド(アボリジニの指定居留地)なので、地元警察の「入域許可証」がいる。近くの町まで引き返し、警察(駐在所)で$10払って、許可証(11日間有効)を手に入れた。手続きは簡単だった。 |
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アボリジナル・ランド入域許可証
Permit to enter onto Aboriginal land |
マーラから、舗装もしていないガタガタ道に入る。食後直ぐだったら、胃の中身がひっくり返るような穴ボコ道である。35kmほど走ると、鉱山町らしい雑然とした集落に入った。しかし、食品、生活用品の「よろず屋」と中古車屋以外には、店らしいものは何にもない。殺風景なところだ。観光客用の鉱山も看板も目に入らなかった。
よろず屋の入り口には、アボリジニーが3人所在なく座っている。一人がつかつかとやってきた。何かと思って身構えていると、「ハンドメイドの工芸品は要らないか?」と聞く。現金が欲しいのだろうが、丁重に断って、もと来た道を引き返した。またもや揺られたあと、ハイウエイに復帰してしばらくすると、大きな記念碑的標識があった。ノーザンテリトリー(NT)と南オーストラリア州(SA)の州境であった。 |
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NT・ノーザンテリトリー/SA・サウスオーストラリア州境碑
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クーバー・ペディに近づくにつれて、沿道の土盛りが数を増す。オパール鉱山の排土である。この下に、無数の坑道が張り巡らされているのだ。ミンタビーに寄ったので到着が遅れ、到着が9時前になった。
すでにCPの事務所は閉まっていたが、ベルの音でパジャマ姿の管理人が出てきた。ここは"Big4"のわりには、あまりきれいではないし狭い。ただ、門限にドアを閉めるのだけが同じであった |
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所々にある国道脇の休憩場所(パーキング)/ 案内地図や非常用の水も完備している
Restarea by the road, only maps and water-tank there |
(本日の走行距離815km/day)