歩き遍路の風景(七の一) 2012春
高知県須崎市多ノ郷→黒潮町
<三十六番青龍寺→三十七番岩本寺→三十八番金剛福寺間>
ご注意:写真登場順は正確な道のり順ではありません
JR四国須崎駅経由多ノ郷駅から再スタート


須崎は「かわうその里」 国道脇の公園には立派な像があった

本州より早く水田にはすでに田植えがすんでいた

「かわうそトンネル」301m

道の駅「かわうその里すさき」

角谷トンネル420m

海が見える景色は飽きないので歩きやすい

安和トンネル245m トンネル内でライトをつけない車も多い 自衛のため自転車用点滅ライトを装着する

まだ八重桜が満開

焼坂トンネル966m この長いトンネルは歩道もなく大型車がくると恐怖感がある 換気装置もないので空気は良くなくマスクは必須だが「気は心」

道路端にある中土佐町の看板(1) 当地の一本釣りをテーマにしたマンガのキャラが出迎える

国交省管理の休憩所 トイレがあるとさらによいのだが・・

高知自動車道の現在の終点・中土佐 今のところ無料開放自動車道のお陰で国道の交通量は少ない

集落内を流れる川でも水はきれい



道路端にある中土佐町の看板(2)

中土佐町の宿の奥さんが道案内を兼ねて山道を見送ってくれる たいていの遍路者は楽で便利な国道を選ぶが私たちは空気の清浄性でこの道に決めた

高知は野菜の促成栽培、鰹などの漁業だけでなく林業も盛ん-ということが分かる 朝の木漏れ日が幽玄の世界を作る

大小の滝が現れては消える 陰イオンが豊富で素敵な道である

太古の褶曲活動が目の当たりに出来る 理科の先生が喜びそうな光景だ

両側が杉林の道は車が滅多に来ないので空気はきれいで涼しい 国道を取らなくて正解だった!

砂防ダムの水はエメラルド色 木陰の道はひんやりとする

中土佐町の民家の藤花が満開

何故か修行大師が路傍に

遍路道は山道がつづく 下りがながくつづくと膝にくる 次の寺まであと75km!!

竹林はガラッと雰囲気が変わる

春の新緑は妙に明るい

まだ木蓮が咲いていたカーブミラー脇

五月が近づくと男の子のいる家は派手に鯉のぼりを上げる

街道脇の畑ではあたかも高知特産の生姜の植え付け時

街道脇の水車と修行大師像

青龍寺から58.5km歩いてやっと岩本寺に到着


山道の流れは水がきれい



例の「ヘンロ小屋佐賀・第13号」 高知西部では数少ないヘンロ小屋のひとつである

フランス人巡礼者エレーヌさん 明るい性格で日本語をよくしゃべる (@ヘンロ小屋佐賀・第13号)

しばらくエレーヌさんと同道 彼女の装束も様になっている

エレーヌさんと地元の老人の語らい 彼女は以前日本に12年住んでいたので日常会話は全く困らない

土佐くろしお鉄道(三セク)の特急「足摺」高知行が通り過ぎる 早足のエレーヌさんは写真を撮っている間にもどんどん進む お元気で〜!

ダムの放流水出口(下中)の勢いはすごい

景色が良いためルートの町道ではなく畦道を歩く

道路沿いには色とりどりの藤が満開でよい香りが辺りに漂う

雨の黒潮町 降り出したがパラパラ程度だったのがせめてもの救い

雨の海岸線をひたすら歩く

雨足が強くなった土佐佐賀公園(「土佐西南大規模公園」)で一休み 長い公園内はトイレが多く助かる

「土佐西南大規模公園」は海岸に沿って広がる長大巨大な公園 景色は雄大で整備や手入れも大変よい

土佐白浜の宿から見る土佐湾 昨夜からの風が強い

海岸沿いの歩道には時折波の飛沫が飛んでくる

波が打ち付け風の強い白浜海岸を笠を外して懸命に歩く

気のせいか徳島県よりは高知県の方が歩道が少ない感じ

井の岬トンネル320m

伊田トンネル172m 歩道のないトンネルはつらい

沿道の「津波避難所」 あちこちに掲示される

「土佐くろしお鉄道」有井川駅 一車両だけの各停列車が無人駅に止まるが降りる客はいない

道路沿いにある遍路無料接待所 寺が運営し電話すると開けてくれる

「ヘンロ小屋大方・第22号」 海の景色が素晴らしい

「ビオスおおかた」 地元の農産品を販売(黒潮町) トイレや食べ物販売があり休憩所もあるので遍路者にはありがたい

「ビオスおおかた」に展示のミンク鯨の骨格標本 天井から下げられる



美しい岩礁海岸がつづいた「土佐西南大規模公園」もこの辺りは砂浜海岸と津波防護林がつづく
  
大規模公園に掲示の「お願い」

 大規模公園に掲示の「津波に注意!」

石のくじらさんに座ってちょっと一休み 夏日なので多くの水分摂取が要る

ふるさと総合センター、ネスト・ウェストガーデン土佐内の道路

同公園にて休憩



歩き遍路の風景(七の二)につづく

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