若い人のためのページ
このページはおもに小学校高学年・中学生
のみなさん向けのページです 
「社会科」「調べ学習」「総合的学習」にも使えます
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 このホームページを作ったわけ
 筆者のオジさんの若いころは・・、君たちにお願いしたいこと・・
 今地球で大変なことは何でしょうか?
 これからの時代,、どんな人になったらいいのでしょうか?
 レポートを作ろう(いいレポートとは/絶対してはいけないこと)

      ←まず海外の写真をいっぱい見たい人はここです 左のカメラマークをクリックしてください



このホームページを作ったわけ
 

 みなさんは、「旅行」は好きですか?
「人生は旅」「旅は人生」とまで言う気はありませんが、
「旅、旅行」については、いろんなたとえや意味づけがなされます。
また人はいろいろな理由、目的で「旅、旅行」をします。
このホームページには、私が外国で生活した時のことを書いたページやひとりの旅行者として
海外で見聞きし書いたページなどから出来ています。
それらのなかでは、できるだけいろんな視点から考えるようにして、
いわゆる「
ステレオタイプ*」の見方を減らすようにしました。

          *ステレオタイプ・・柔らかさがなく、型にはまった考え方

 さて、私たちの「日本」はいったいどんな国でしょうか?
外国とどんな「つきあい方」があるのでしょうか?
日本人はどんな生き方をすればいいのでしょうか?
若いあなたたちは何をどう考えたらいいのでしょうか?
海外から日本を見ると、「世界の中の日本」が良くも悪くもはっきり見えてきます。

そういうことも含めて、わたしのホーム・ページは書かれています。その特徴は下の二つです。
 
              


 1 わたしの旅行中に知ったこと、感じたこと、考えたことをそのまま消えさせておくのは、オシイ。
「記憶」を「記録」にすると同時に、もっとたくさんの人にも知ってもらい、一緒に考えてもらえたらと思いました。
いわば、「
問題提起*」のつもりです。当然、私の意見、書いたことに賛否両論(さんぴりょうろん)あっていいわけです。
みんなで考えてゆきたいと思います。

       
   *問題提起 もんだいていき・・注目すべきことを取り上げて注意を呼び起こすこと

 2 上に加えて、
「若い人向け」のページ(このページをふくめて)もつくりました
こういうジャンル(分野)での、
若い人対象のホームページが少ないので、作ってみようということです。
これから次の次代を担
(にな)うあなたたちにも、何か知る、考えるキッカケをと考えたのです。まずは、「知る」ことです。
若い人たちにも、読んでもらって考えたり、質問や疑問があればだしてもらいたいと思うのです。
外国のことを知り理解することを、「
異文化理解いぶんかりかい」といいます。そして、理解は「行動」につながります。


世界を理解するための3つの順序(ポイント)

まず、これ見てみます?→
                                     (外務省ホームページにリンク)
(1)  まず、「世界にはこんなに生活、文化、歴史の違う人たちがいる」ということです。つまり、まずは日本文化とは異なる異文化の存在を知り、それを認め理解することです。
 もっと分かりやすく言うと、日本人はまず日本文化の良さを知り、他国の文化を知り、それらの文化も認め評価することです。つまり互いの文化を尊重し合うことです。いずれの国や民族の文化も優劣や上下はありません。
(2)  次は、「すべての面で違いはあるが、人間みな同じだ」ということです。歴史や環境、人種が違えば、見かけや行動の仕方(行動様式)は、当然異なってきます。
 しかし同じ人間として、愛情、友情や信頼感、協力、人類としての理念(理想)などは、「
地球人」としてそれらを越えて存在します。(国際結婚や国際連合もそれぞれその一つの形です)
(3)  最後は、「地球上の住人が共生(ともにいきる)」を考えます。上の二つからの到着点として、「お互いの違いを認めつつ、尊重しあい、同じ地球の上で、手を携(たずさ)えて助け合い、共に生きて行く」人間の姿です。これを探って行きたいと思います。
 まずは
相手の長所を知ることから始まります。と同時にこちらの長所も知ってもらいます。このためには、当然互いの文化や歴史の学習が含まれてきます。この際、いちばんいけないことは、「先入観や偏見*」をもつことです。また、同じ地球のメンバーが、この星が今かかえている深刻な問題*解決のため、協力してゆくことは非常に大切なことです。
              *偏見へんけん・・一方に片寄ったものの見方、差別につながります



 
 上に書いてあることのひとつの材料として、このホーム・ページ内に
(子供のためのシリーズ)が皆さん用として、のせられています。他の文章より「若い人向け」に書かれています。まずどれかひとつ読んでみてください。それで面白かったら、他のも読んでください。もちろんそれ以外の作品も読んでかまいません。これらの文は「調べ学習」「総合学習」の資料としても使えます。
(下線部をクリックしてください)
子供のためのシリーズ(旅行と人権の2シリーズ)(旅行、人権、異文化理解の3シリーズ)

サハラへの旅(アルジェリア・世界最大サハラ砂漠)

分かること・・世界一の砂漠の大きさ、砂漠の様子、人々の生活、イスラム教の暮らし、地中海岸の暮らし、オアシス

オーストラリア旅のあれこれ
(オーストラリア)
分かること・・
コアラ、日本人収容所、先住民アボリジニー移民、オーストラリア人について、日本との関係

若い諸君へのメッセージ
(君たちはタバコをどう思う?)
分かること・・タバコの害、人間の権利、外国の禁煙の様子、妊婦、子どもとタバコ、人間のあり方

アウシュヴィッツ強制収容所
 (ポーランド)(戦争犯罪・人道に対する犯罪とは?)
分かること・・人命の尊さ、戦争の無意味さ、差別・偏見とはなにか、歴史をふりかえることとは、歴史はくり返すこと、などなど まずは写真を見て感じてください・・もしそこに君がいたなら?
 
   (ご注意)写真の一部に残酷なシーンがあります 13歳以下は保護者がついてご覧下さい

広島平和記念資料館 (平和について考える展示写真等)
分かること・・核兵器(原・水爆)の残酷さ、人命の大切さ、平和の大切さ、戦争の無意味さ、歴史を学ぶことなど 
  (ご注意)写真の一部に残酷なシーンがあります 13歳以下は保護者がついてご覧下さい

知っているかな?こんなちがい (世界・異文化理解)  
分かること・・わたしたちが「あたりまえ」と思っていることが、世界では実はそうではなかったりします その具体的な例をみてゆきます 例えば、車の走る側や電気のプラグの形など


ちょっとだけエジプト・バスの旅 (エジプト・聖書と古代史)
分かること・・エジプトと言えば、ピラミッド、ミイラ、スフィンクス・・とすぐに思い浮かびますが、実はそれ以外にもたくさんの大切なものがあるのです 今回はその他にも、ツタンカーメン、白砂漠、や予言者モーゼゆかりのシナイ山、カタリーナ修道院なども訪問

   
中学生以上は読めます

中国・西域・シルクロードを旅して
(中国・古代史)
分かること・・絹の道(シルクロード)、仏教の伝わり(敦煌とんこう遺跡)、三蔵法師、火炎山、西域の人々の暮らしなど

オーストラリア一周キャンピングカーの旅(オーストラリア)
分かること・・世界最小の大陸の大きさ規模、動植物、オーストラリア人について、オートキャンプ場、エアーズロック、土地の様子、自然と人間の関係、オパール鉱山、オアシスなど

ウィーンの音楽家の墓を訪ねて (オーストリア・クラシック音楽)
分かること・・ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームス、シュトラウス親子兄弟などウィーンで活躍した人たちのお墓の様子、オーストリア、ウィーンの歴史など

音楽家の史蹟(生家、墓、博物館)を訪ねて (オーストリア・ポーランド・チェコ・クラシック音楽
分かること・・シューベルト、ドヴォルジャック、ショパン、スメタナなどの墓と生家や博物館の様子、愛用のピアノ、音楽家の肖像など

トルコ早まわりの旅 
(トルコ・古代史・地理)
分かること・・アジアでありながら、ヨーロッパに接している歴史が古い国です。トロイの木馬や変わった自然の地形、カッパドキアやもっとも興味ぶかいまち、イスタンブールなどを紹介


他の作品も少し難しいところもありますが、若い人が読んでもまったくかまいません。知識、情報が増えます。特に社会科、歴史、地理が好きな人には、おもしろいと思います。また、読んでいて疑問がある人は、メールをください。まじめなものにはかならずお返事いたします。
(題名、名前、学年はぜひ入れてください)
                    
このホームページの全体のもくじ



筆者のオジさんの若いころは・・
 私たち筆者の世代は、いわゆる第一次の「ベイビー・ブーマー(S21−24生まれ )」です。同時代のひとがあふれていました。
学校教育でも、今のようにコンピューターは影も姿もなく、外国人の英語教師もいなくて、生徒担当のカウンセラーもいませんでした。
授業でも、教室には50人以上いて、教師からの一方的知識の切り売りでした。まわりは「競争」ばかりでした。
受験でも「考える力」よりも「暗記」が大切なことでした。テレビや本でも、今のように情報はあふれていませんでした。
もちろんインターネットはありません。モノもあまりありませんでした。誰もが豊かでなく、つつましい生活をしていました。
そして、とにかく知らないことがいっぱいありました。それが「知りたい」原動力になり、また「学ぶ、働く」原動力になったのです。

君たちにお願いしたいこと・・
 そういう意味では、今のあなたたちはいろんな意味で「めぐまれて」います。何でもあるからです。しかしそれが、困ったことにもなるのです。
情報がたくさんあり過ぎて、何を選んだらいいか、どの情報が正しいか、自分に必要かを判断することが難しくなっているのです。
と同時に、情報がどんどん「勝手に」やってきます。また、世の中の「
もの、形、生活、価値観の多様化*」がすすみ、
どれがよくてどれがいけないかの判断も難しくなっています。そのため、あなたたちの価値観が混乱したり、
物事にたいしての疑問、好奇心、興味関心そのものが弱くなってきています。また、
モノも豊かなため、あえて努力しなくてもまわりに存在します。
そこに現在の教育の諸問題の根元(原因)があると思います。みなさんにはまず、
「なぜ?どうして?」という気持ち(問題意識)を大切にして欲しいと思います。
               

        
*多様化・・ものや考え方、形が多くなる方向に進んだり、種類が増すこと

  
今地球で大変なこと・・
ご存知のように、これから地球は、たいへんな時代を迎えようとしています。
(順不同)
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)」による海面上昇と、一部地域での乾燥化などの自然環境問題
アジア・アフリカを中心とする地域での「人口爆発」による「食糧(食料)不足(しょくりょうぶそく)」の問題
世界的工業化によるPCB、ダイオキシン、一酸化二酸化炭素などの「環境破壊(かんきょうはかい)」問題
先進国と発展途上国間の拡大する格差のいわゆる「南北問題(なんぼくもんだい)
一部国による少数民族、女性、子供等に対する「人権抑圧(じんけんよくあつ)」問題
        参考写真・・イラク・フセイン政権による少数民族クルド人・毒ガスぎゃく殺事件の写真(1988)
先進国における老年人口の増加と若年者人口の減少による「高齢化社会(こうれいかしゃかい)」問題
「東西冷戦」終了後の民族間の抗争・紛争による「民族問題(みんぞくもんだい)
(7)とは別に、戦後のイスラエル建国以後、難題山積の「パレスティナ問題
(注. 児童・生徒さんには少し難しい語がありますが、赤字は辞書・用語辞典などに載っていますので、下線部をクリックして調べて見てください
ウィキペディアWikipedia

 どれ一つをとっても、たいへん難しい問題ばかりで、この世紀中には解決しないか、
ひょっとすると永久に解決しないかもしれないような問題ばかりです。
しかし人類は、手をこまねいて見ているわけにはゆきません。「地球の仲間」みんなで考えて解決してゆきたいと思います。

 いずれにしても、私は若い人たちに、もっともっと世界について興味関心を持ち、知ってもらいたいと思っています。
偏見(へんけん)や先入観(せんにゅうかん)のない目でしっかり見て欲しいと思います。
そして、「世界と日本のあり方、人間のあり方、そしてそれにつながる自分の生き方」を、他人からの「受け売り」でなく、
自分自身の頭で考えてもらえたら
と思います。このホームページがそのキッカケにでもなってくれたら、たいへんな喜びです。
私の文は、拙(つたな)い文ですが、本文中には、私のメッセージや考える材料が有形無形で入っています。
考えながら読んでいただけると、たいへんうれしいです。 

   (次ページにつづく)